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石油ファンヒーターのシーズン初出しと試運転

by MASTER
朝晩が冷え込み始めたら、本格的に寒くなる前に石油ファンヒーターを出して試運転しておきます。寒い日に着火しない、灯油を買いに走る、といった事態を防げます。
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内容のプレビュー

石油ファンヒーターのシーズン初出しと試運転

最大の落とし穴は「去年の灯油」

シーズン初めのトラブルで特に多いのが、変質灯油による着火不良やエラー表示です。新しい白灯油は無色透明ですが、夏を越した灯油は黄色っぽくなったり酸っぱい臭いがしたりして、燃やすと故障の原因になります。見た目が普通でも、去年の残りは燃やさないのが安全です。給油タンクや本体の油受皿に残っていたら抜き取ってください。油受皿に残る数十mL程度なら、新聞紙やウエスに染み込ませて自治体のルールに従って捨てます。リットル単位で残っているものは、ガソリンスタンドか購入店に引き取りを相談します。下水や地面には絶対に流さないでください。

灯油は「抜いてから買う」順番で

先に古い灯油の量を確かめておくと、ポリタンクを空にして持っていけるか、引き取りも一緒に頼むかが分かり、買い出しが1回で済みます。セルフ式のスタンドでは灯油のノズルは青色です。赤や黄色のガソリンのノズルと取り違えると火災の原因になるので、入れる前に必ず表示を確認してください。消費量は機種と設定温度で変わりますが、一人暮らしで1日数時間なら18Lで2〜4週間、家族で朝晩合わせて8〜10時間使うなら1〜2週間が目安です。価格は地域と時期で変わり、スタンドで18Lおおよそ2,000〜2,500円です。灯油は日光で劣化するので、ポリタンクは日光と雨の当たらない屋外の物置などに置き、その冬のうちに使い切れる量だけ買いましょう。

手間をかけるのはフィルターと置き場所

背面のエアフィルターのほこりと、油受皿にある油フィルター(油こし器)のゴミは、着火不良・途中消火・エラー表示に直結します。掃除機で吸ってゴミを取るだけなら5分ほどで終わるので、ここは省略しないでください。電源プラグにほこりが積もっていたら乾いた布で拭き、コードは本体の下や温風の吹き出し口の前を通さないようにします。置き場所は、カーテン・洗濯物・家具から前方1m以上離し、側面と背面は取扱説明書の離隔距離を守ります。給油タンクを出し入れするスペースを確保しておくと、こぼす事故が減ります。

試運転で「うまくいった」と判断する基準

給油は必ず消火した状態で行い、試運転中は窓を少し開けておきます。使い始めてからも、1時間に1〜2回、1〜2分ほど換気してください。

  • 点火ボタンを押してから通常1〜2分(寒い日は3分ほど)で着火し、温風が出る
  • 最初の5〜10分はほこりが焼ける臭いがしても、その後はおさまる
  • エラー表示(E◯◯)が出ず、消火ボタンで炎が消える(消火後にファンが数分回り続けるのは正常)

臭いが30分以上続く、黒い煙が出る、炎の音が不規則といった場合は、すぐに消火して使用を止め、メーカーか販売店に相談します。

⏱ 1時間★ 簡単
現在
押し入れや物置にしまっていた石油ファンヒーターが、去年の灯油が残っているか分からない状態のまま、朝晩の冷え込みが始まっている。
難関
去年の灯油をタンクに残したまま給油して着火したため、変質灯油でエラーが出て着火しない、または異臭がして使えなくなってしまう。
希望
新しい灯油で試運転が済み、ファンヒーターが安全な場所に置かれ、寒い朝にボタンひとつで暖房を始められる状態になっている。
対応指針
  • 点火してもエラー表示が出て着火しないとき
    →
    タンクの灯油が古くないか、エアフィルターと油フィルターにほこりやゴミがないかを確認し、それでも直らなければ取扱説明書のエラーコード表を見てメーカーに連絡します。
  • 給油中に灯油を床や本体にこぼしてしまったとき
    →
    新聞紙やウエスで拭き取って窓を開けて換気し、臭いが消えて乾くまで点火しません。
  • 去年の灯油がポリタンクに数リットル残っていたとき
    →
    新しい灯油と混ぜずに、ポリタンクごとガソリンスタンドか購入店へ持っていき、引き取りを相談します。
準備物
材料
  • • 灯油 — 18 L
  • • 新聞紙・ウエス — 5 枚
  • • 乾電池 — 2 本
道具
  • • 灯油用ポリタンク — 1 個
  • • 予備の灯油用ポリタンク — 1 個
  • • 灯油ポンプ — 1 本
  • • スポイト — 1 本
  • • 掃除機 — 1 台
ステップ
  1. 01
    古い灯油の確認と抜き取り
    給油タンクの残りは色と臭いを確かめて予備のポリタンクに移し、油受皿の灯油はスポイトで吸って新聞紙に染み込ませ、油フィルターのゴミも取り除きます。
    ⏱ 10分
  2. 02
    新しい灯油の購入
    空にしたポリタンクをガソリンスタンドかホームセンターに持っていき、青い灯油ノズルを確認して18Lを入れ、古い灯油があれば引き取りも頼み、帰ったら日光と雨の当たらない場所に置きます。
    ⏱ 20分
  3. 03
    フィルター掃除と設置
    背面のエアフィルターを外して掃除機でほこりを吸い、電源プラグのほこりを拭いてから、カーテンや家具から前方1m以上離れた場所に本体を置きます。
    ⏱ 10分
  4. 04
    給油
    ヒーターが消火していることを確かめ、新聞紙を敷いて電動ポンプで給油タンクに入れ、ふたを締めたら口を下にして漏れがないか確認してから本体にセットします。
    ⏱ 5分
  5. 05
    試運転と動作確認
    窓を少し開けて点火し、10分ほど運転して着火までの時間・臭い・エラー表示の有無を確認したら、消火ボタンで炎が消えることも確かめます。
    ⏱ 15分