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加湿器のシーズン初出しと掃除

by MASTER
しまっておいた加湿器は、タンクやフィルターに残った水アカやカビをそのままにして運転すると、雑菌やにおいを部屋に広げてしまいます。空気が乾き始めて毎日使い出す前に、一度分解して洗っておきましょう。
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内容のプレビュー

加湿器のシーズン初出しと掃除

まず方式と「洗っていい部品」を確かめる

加湿器はスチーム式・気化式・超音波式・ハイブリッド式で手入れの仕方が違います。取扱説明書を見て、水洗いできる部品と、拭くだけにする部品(電源部・ファン・超音波の振動子まわり)を最初に確認しましょう。紛失していても、型番で検索すればメーカーサイトにPDFがあります。作業は電源プラグを抜いてから始めます。分解前にスマホで写真を撮っておくと、組み立てで迷いません。ポット型のスチーム式は本体を水につけられません。説明書にあるクエン酸洗浄(湯沸かし洗浄)モードで内容器を洗ってください。超音波式は、抗菌カートリッジが付いていれば交換時期も確かめておきます。

つけ置きを先に始めて、待ち時間にタンクを洗う

白くて硬い汚れは水アカ(カルキ)なので、こすっても落ちません。クエン酸で溶かすのが近道です。目安は水3Lにクエン酸約30g(大さじ2強)で、30分〜1時間つけ置きします。機種ごとに濃度の指定があれば、そちらを優先してください。いちばん時間がかかるのがこのつけ置きなので、最初に始めて、その間にタンクや本体を洗うと全体が早く終わります。お湯を使う場合は40℃以下にしてください。熱湯だとフィルターや樹脂部品が変形します。

  • ピンクや黒のぬめりはカビ・雑菌です。台所用中性洗剤とスポンジで落とします
  • 塩素系漂白剤とクエン酸は絶対に混ぜないでください(有毒ガスが出ます)。使うなら日を分けて、間に十分すすぎます
  • フィルターはブラシでこすらず、押し洗いにします。絞るのも避けます。繊維がほぐれたりよじれたりして加湿量が落ちるのを防げます
  • 超音波式の振動子は、綿棒で表面を軽くなでる程度にします。硬いものでこすると壊れます

乾かし切ってから組み立てる

初心者がよくやってしまうのが、半乾きのまま組み立てることです。そのまま閉じ込めると、すぐにカビが戻ります。手を動かす時間は1時間弱ですが、乾燥には半日ほどかかります。午前中に洗い始めて、夕方に組み立てる段取りにすると楽です。部品は直射日光を避けて風通しのよい日陰で干しましょう。タンクはキャップを外して口を下にして干します。触って冷たさや湿り気を感じなくなれば乾いています。急ぐときは扇風機の風を当てると早く乾きます。

うまくいったかの見分け方

  • ☐ フィルターやトレイを指でなでて、ザラザラした白い粉が残っていない
  • ☐ タンクの内側・キャップのパッキンにぬめりがない
  • ☐ 水道水を入れて運転し、10分たっても嫌なにおい・水漏れ・異音がない

給水には水道水を使います。浄水器の水やミネラルウォーターは塩素が入っていないため雑菌が増えやすく、ミネラル分で水アカも付きやすくなります。

⏱ 50分★ 簡単
現在
押し入れから出したばかりの加湿器のタンクやフィルターに、去年の水アカやぬめりが残ったままで、においも気になっている。
難関
フィルターの白い水アカを中性洗剤とブラシでこすっても落ちず、表面をほぐして傷めてしまう。または、半乾きのまま組み立てて数日でカビ臭くなる。
希望
フィルターとタンクの水アカやぬめりが落ちて、水道水を入れて運転してもにおいや水漏れがなく、毎日安心して使い始められる状態になっている。
対応指針
  • クエン酸に1時間つけても、フィルターが硬いまま・変色したまま、またはにおいが残るとき
    →
    それ以上こすらず、型番に合う交換用フィルター(1,000〜3,000円程度)を注文して交換しましょう。
  • 試運転中にカビ臭さや生臭さを感じたとき
    →
    すぐに停止してタンクの水を捨て、タンクとトレイを中性洗剤でもう一度洗ってすすぎ直します。
  • 取扱説明書で塩素系漂白剤の使用がすすめられている機種で、黒カビが落ちないとき
    →
    クエン酸のつけ置きとは別の日に漂白剤を使い、前後で水を替えて3回以上すすぎます。
準備物
材料
  • • クエン酸(粉末) — 30 g
  • • 台所用中性洗剤 — 5 mL
  • • 綿棒 — 5 本
  • • 交換用加湿フィルター — 1 枚
道具
  • • バケツまたは洗面器 — 1 個
  • • やわらかいスポンジ — 1 個
  • • 使い古しの歯ブラシ — 1 本
  • • 布(ぞうきん) — 2 枚
  • • ゴム手袋 — 1 組
  • • 計量スプーン(大さじ) — 1 本
ステップ
  1. 01
    取扱説明書を確認して分解する
    電源プラグを抜いて残っている水を捨て、水洗いできる部品と拭くだけの部品を確認してから、分解前に全体の写真を撮ります。
    ⏱ 10分
  2. 02
    フィルターとトレイをクエン酸液につける
    40℃以下の水3Lにクエン酸約30gを溶かしてフィルターとトレイを沈め、30分〜1時間置きます(この間に次の作業へ進みます)。
    ⏱ 5分
  3. 03
    タンクと本体を洗う
    タンクの内側とキャップのパッキンを中性洗剤で洗い、電源部やファンまわりは固く絞った布で拭くだけにし、超音波式の振動子は綿棒で軽くなでます。
    ⏱ 15分
  4. 04
    すすいで日陰で乾かす
    つけ置きした部品を押し洗いして流水でクエン酸をすすぎ、絞らずに風通しのよい日陰に干します(作業は10分ほどですが、乾き切るまで半日ほど待ちます)。
    ⏱ 10分
  5. 05
    組み立てて試運転する
    写真を見ながら組み立て、水道水を入れて10分ほど運転し、においや水漏れ、異音がないか確かめます。
    ⏱ 10分