来年の手帳の選び方と使い始めのセットアップ
内容のプレビュー
店に行く前に「何を書くか」を決める
手帳選びでいちばん多い失敗は、見た目や「こう使いたい」という理想で選んでしまうことです。先に今の予定の量と、書きたい内容を確認しましょう。そうするとレイアウトは自然に決まります。
- マンスリーのみ:予定が週に3件以下で、締切や約束だけ管理したい人向け。薄くて軽い
- ウィークリー(バーチカル):会議やシフト、授業など、時間単位の予定が多い人向け
- ウィークリー(レフト式):左に予定、右にメモ。ToDoや記録も書きたい人向け
- 1日1ページ:日記や作業ログまで書く人向け。初めての人は空白が続いて挫折しやすいので慎重に
始まり月も大事な分かれ道です。1月始まりは秋から店頭に並び、多くは前年10月〜12月分から使えます。社会人や、今すぐ使い始めたい人はこちらを選びましょう。4月始まりは学生や年度で動く職場に合いますが、店頭に並ぶのは1〜2月頃です。年度で区切りたいなら、それまでスマホで管理してその時期に買うか、1月始まりで3月まで試すのが現実的です。サイズはB6がバッグに入りやすく、書く欄も十分です。机に置いて使うならA5、ポケットに入れたいならA6が目安です。
売り場では「書き心地」と「開きやすさ」を見る
見本やサンプルページがあれば、普段使うペンで実際に1行書いてみましょう。裏抜けやインクのにじみがないかを確認します。ほかに、次の点も確かめます。
- ページの中央を押さえなくても、開いたまま平らになるか
- 週が月曜始まりか、日曜始まりか
- 祝日の表記
近くに手帳売り場がない場合は、メーカー公式サイトのサンプルページでレイアウトを確かめてから通販で買えば十分です。予算の目安は次の3つです。
- 110〜1,000円:100円ショップ(110〜330円)や文具店のシンプルなもの。初めての人の試しに十分
- 1,500〜3,000円:定番ブランド。紙質と耐久性が安定している
- 5,000円以上:カバー付きやシステム手帳。数年使う前提の人向け
2冊で迷ったら、毎日持ち歩くバッグに入るほうを選びます。家に置きっぱなしになる手帳は使われません。
セットアップは「最小限のルール→転記」の順で
色分けや記号を最初から作り込むと、実際の予定に合わずに作り直しになりがちです。かといってルールなしで書き写すと、あとから色を付け直す手間が出ます。そこで、手順1のメモにある予定の種類だけを見て、色を3色まで先に決めます(例:黒=仕事・授業、赤=締切、青=プライベート)。3色までにしておけば、ペンの持ち替えが面倒で書く手が止まることもありません。記号は、使ってみて「区別したい」と感じたときに足せば十分です。
転記するのは、スマホのカレンダーや学校・会社の年間予定表にある確定している予定だけです。時間をかけるのは日付の正確さで、デコや装飾は省いてOKです。スマホと併用する場合は、新しい予定を最初に書くほうを原本として1つに決めます。もう一方へは、毎晩または週1回まとめて写すルールにすると、書き漏れを防げます。
うまくいったかの確かめ方
1月の第2週に、手帳を開かなかった日が何日あったか数えてみてください。週に2日以上空いていたら、レイアウトが細かすぎるサインです。マンスリー中心の使い方に切り替えましょう。予定を書き漏らして困った場面がなければ成功です。
- お目当ての手帳が売り切れていたとき→同じサイズ・同じレイアウトの別ブランドを候補にするか、メーカーの公式通販で在庫を確認して12月上旬までに注文する。
- 消せるボールペンで書こうとしているとき→熱で消えるタイプは夏の車内などで文字が消えることがあるので、締切や約束など消えると困る予定は油性ボールペンで書く。
- 書き間違えてページが汚れたとき→修正テープか小さめの付箋を上から貼って書き直し、ページを破ったり買い直したりしない。
- • 来年用の手帳 — 1 冊
- • インデックスシールまたは付箋 — 1 セット
- • 3色ボールペン — 1 本
- • スマホのカレンダーや年間予定表 — 1 式
- • 手帳売り場のある文具店や書店
- 01今の予定の量と書きたい内容を書き出す直近2週間のスマホカレンダーを見返し、週あたりの予定件数、予定の種類(仕事・授業・締切・私用など)、予定以外に書きたいもの(ToDo・日記・記録)を紙にメモする。⏱ 10分
- 02レイアウト・サイズ・始まり月・予算を決める週の予定が3件以下ならマンスリー、時間単位の予定が多ければバーチカルを目安にして、4つの条件を書いた買い物メモを作る。⏱ 15分
- 03売り場で見比べて1冊買うメモの条件に合う2〜3冊に絞り、普段のペンで試し書きして裏抜けと開きやすさを確かめてから、毎日のバッグに入るほうを選ぶ。⏱ 40分
- 04色分けルールを決めて凡例を書く手順1でメモした予定の種類に合わせて色を3色までに決め、表紙裏か最初の空きページに「黒=仕事」のような凡例を書いておく。⏱ 10分
- 05確定している予定を書き写す誕生日・試験日・締切・旅行など日付が決まっているものだけを、スマホや年間予定表から凡例の色で転記する。12月〜3月分を中心にし、それ以降は年間行事だけで十分。⏱ 35分