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柚子茶(ゆずシロップ)の手作り

by MASTER
柚子が旬で直売所やスーパーに安く並ぶ11〜12月に、皮ごと砂糖漬けにして冬じゅうお湯で割って飲めるシロップを作ります。冬至の1週間前までに仕込めば、冬至には飲み頃になります。
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内容のプレビュー

柚子茶(ゆずシロップ)の手作り

配合は「柚子と砂糖を同じ重さ」が基本

計量は柚子(種を除く前の重さ)1:砂糖1が基本です。この配合なら保存性が確保でき、計算も簡単です。柚子500g(中玉4〜6個)なら砂糖は500gで、容量1Lの瓶にほぼ収まります。詰めた直後は皮のかさがあるので、1.2〜1.5Lの瓶だと詰めやすくなります。量を変えるときは、柚子の重さに合わせて砂糖を増減してください。砂糖は次から選べます。

  • グラニュー糖:溶けるのが早く(3〜5日)、色も香りも柚子そのまま。迷ったらこれ。
  • 氷砂糖:溶けきるまで1〜2週間かかるが、透明で澄んだ仕上がりになる。早めに仕込める人向け。
  • はちみつ:同量で置き換えられる。コクが出るが、柚子の香りはやや隠れる。1歳未満の子には飲ませないこと。

甘さを控えたい場合は、砂糖を柚子の0.7倍まで減らせます。そのときは必ず煮るタイプにして冷蔵保存し、1か月以内に飲みきってください。

苦味は「白いワタ」と「切る薄さ」で決まる

初めての人が一番がっかりするのが、苦すぎるシロップです。皮は幅1〜2mmの細切りにすると苦味が出にくく、食感もやわらかくなります。白いワタが5mm以上ある大玉は、包丁で半分ほどそぎ取ってください。苦味が苦手な家族がいるなら、切った皮を熱湯で1分茹でて湯を捨てる「茹でこぼし」を1〜2回すると、かなりまろやかになります。茹でこぼしは1回あたり約5分かかります。茹でた後はざるで湯を切り、キッチンペーパーで水気を押さえてから詰めてください。水分が残るとカビの原因になります。種は捨てずにお茶パックに入れ、瓶に一緒に沈めておくと、ペクチンでとろみがつきます。種のパックは1週間ほどで取り出してください。

非加熱で漬けるか、煮るか

  • 非加熱(瓶で漬けるだけ):香りが一番フレッシュで、基本はこちら。砂糖が溶けきるまでの3〜5日は、暖房の当たらない常温の冷暗所に置きます。溶けたら冷蔵庫に移し、1〜2か月で飲みきってください。
  • 煮る:皮・砂糖・果汁を鍋で合わせて30分ほど置き、砂糖が湿ってから弱火にかけます。焦げないよう木べらで時々混ぜながら、皮が透き通ってとろみがつくまで15〜20分煮ます。酸が強いので、鍋はステンレスか琺瑯を使ってください。すぐ飲めて、冷蔵で約3か月もちます。量が多いとき、贈り物にするとき、砂糖を減らしたいときに向いています。

段取りと、うまくいったかの見分け方

瓶の消毒を最初にするのは、乾くまで時間がかかるからです。乾かしている間に柚子を切れば、待ち時間が出ません。時間をかけるべきは皮を細く切る工程で、果汁は手搾りで十分です。漬けた後は1日1回、ふたを閉めたまま瓶を傾けて回し、上に出た皮をシロップに沈めます。3〜5日で砂糖の粒が底から消え、皮が半透明になり、シロップが皮をひたひたに覆っていれば成功です。飲むときは、シロップと皮を大さじ2杯取り、お湯150mlで割るのが目安です。

⏱ 1時間5分★ 簡単
現在
買ってきた柚子が袋に入ったまま台所にあり、瓶も砂糖もまだ準備できていない。
難関
瓶の内側やふた、茹でこぼした皮に水滴が残ったまま詰めたり、シロップから出た皮を放置したりして、1週間以内に表面にカビが生えてしまう。また、皮を5mm以上の太さで切り、ワタも残したため、苦くて固いシロップになる。
希望
消毒した瓶の中で細切りの柚子の皮が砂糖とシロップに沈み、数日後にはお湯で割ってすぐ飲める状態になっている。
対応指針
  • 漬けて数日後、瓶の中に細かい泡が出てシュワっとした匂いがしたとき
    →
    発酵が始まっているので、中身をステンレスか琺瑯の鍋に移して弱火で10分煮立て、再消毒した瓶に戻して冷蔵庫に入れる。
  • 表面に白や緑のふわふわしたカビが見えたとき
    →
    カビの部分だけ取り除いても菌糸が全体に回っている可能性があるので、もったいなくても中身はすべて処分する。
  • 3日たっても瓶の底に砂糖が厚く残っているとき
    →
    清潔な乾いたスプーンで底から全体を混ぜ、その後は1日2回瓶を回し、それでも溶けなければ鍋で弱火にかけて溶かす。
準備物
材料
  • • 柚子 — 500 g
  • • グラニュー糖 — 500 g
  • • ホワイトリカー(35度) — 20 ml
  • • 塩 — 少々
  • • キッチンペーパー — 5 枚
  • • お茶パック — 1 枚
道具
  • • 保存瓶 — 1 個
  • • 大きめの鍋 — 1 個
  • • キッチンスケール — 1 台
  • • 包丁とまな板 — 1 組
  • • ボウルとスクイーザー — 1 組
  • • トングと清潔な布巾 — 1 組
ステップ
  1. 01
    保存瓶を煮沸消毒する
    瓶とふたを水から鍋に入れて沸騰後5分煮たらトングで取り出し、布巾の上に逆さに置いて乾かし、詰める直前にホワイトリカーを内側とふたの裏に回しかけて行き渡らせ、余分は捨てる。
    ⏱ 15分
  2. 02
    柚子を洗って水気を拭く
    塩をひとつまみつけて表面をこすり洗いし、ヘタを取ってからキッチンペーパーで水気を1滴も残さず拭き取り、重さを量って砂糖の量を決める。
    ⏱ 10分
  3. 03
    半分に切って果汁を搾り種を取る
    横半分に切って果汁をボウルに搾り、残った種と薄皮をスプーンでかき出し、種はお茶パックに入れておく。
    ⏱ 10分
  4. 04
    皮を1〜2mm幅の細切りにする
    白いワタが5mm以上ある部分は先に半分ほどそぎ落とし、皮を平らに押さえて幅1〜2mmに切る(苦味を減らしたい場合はここで茹でこぼしを1〜2回して水気を押さえるので、1回につき約5分増える)。
    ⏱ 20分
  5. 05
    砂糖と交互に瓶に詰める
    皮と砂糖を2〜3回に分けて交互に重ね、最後に果汁と種のパックを入れて一番上を砂糖で覆い、ふたをして暖房の当たらない冷暗所に置き、砂糖が溶けたら冷蔵庫へ移す(煮るタイプは鍋で30分置いてから弱火で15〜20分煮て熱いうちに詰めるので、さらに約20分かかる)。
    ⏱ 10分