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キッチンの換気扇(レンジフード)の掃除

by MASTER
シロッコファンやフィルターにたまった油汚れは、40〜50℃のお湯に酸素系漂白剤を溶かしてつけ置きすれば、こすらずにほぼ落ちます。水道水がまだ冷たくない秋のうちに済ませておくと、お湯の温度を保ちやすく、年末の大掃除がぐっと楽になります。
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キッチンの換気扇(レンジフード)の掃除

汚れはお湯の温度で落とす

油汚れは40〜50℃で柔らかくなり、酸素系漂白剤もこの温度でいちばん働きます。給湯器を50℃に設定し、シンクか衣装ケースに45Lゴミ袋を二重にかぶせて、お湯約10Lに酸素系漂白剤を大さじ6〜8(約80〜100g)溶かすのが目安です。5Lだとファンや整流板が沈みきらないことが多いので、10L前後を用意しましょう。漂白剤からは酸素ガスが出るため、袋の口は固く縛らず、軽くねじる程度にします。お湯がぬるくなってきたら、途中で熱めのお湯を足しましょう。30分たってもベタつきが残るなら、温度が足りなかったサインです。

つけ置き中に本体を片付けて時間を稼ぐ

部品を浸けている30〜60分は、ただ待つ時間ではありません。この間にフード内側やモーターまわりを、セスキ炭酸ソーダのスプレーとキッチンペーパーで拭き上げます。つけ置きを先に始めるのはこのためです。拭く順番は上から下へ。垂れた油を最後にまとめて拭き取れます。セスキが残ると白い跡になるので、最後に固く絞った布で水拭きします。モーターや電装部には水をかけず、固く絞った布で拭くだけにしてください。

初めての人がつまずくポイント

  • シロッコファン中央のネジは逆ねじ(時計回りでゆるむ)のことが多いです。外す前に取扱説明書か本体のシールで確認しましょう。
  • アルミ製の部品をアルカリ性の液に浸けると黒く変色します。部品に「アルミ」の表示があるときは、台所用中性洗剤を使ってください。
  • フッ素コートのファンは、長時間のつけ置きやヘラでこそげる作業でコートがはがれます。説明書で確認し、コート品なら30分以内に引き上げて歯ブラシでなでる程度にしましょう。
  • 外す前に、部品の向きと順番をスマホで撮っておきます。戻すときに迷わずに済みます。

うまくいったかの確かめ方

乾いた部品を指でなでてもベタつかず、ファンの羽の溝から金属や塗装の色が見えていれば合格です。戻したあとに換気扇を「強」で回し、異音や振動がなければ組み付けもOK。次からは使い捨てフィルターを貼っておくと、つけ置きは年1回で十分になります。

⏱ 1h 30m★ Medium
Target
レンジフードのフィルターやシロッコファンに茶色い油がこびりつき、触るとベタベタして、換気扇を回しても煙やにおいが抜けにくくなっています。
Obstacle
シロッコファンの中央ネジが逆ねじだと気づかずに反時計回りに力いっぱい回し続け、ネジ山をつぶしてファンが外せなくなってしまう。あるいは、水道の生ぬるいお湯でつけ置きして油が浮かず、結局1時間こすり続けて疲れ切ってしまう。
Expectation
フィルターとファンの溝から油が消えて指で触ってもベタつかず、換気扇を「強」で回すと異音なく調理の煙がスッと吸い込まれていきます。
Response Rules
  • ファン中央のネジやつまみが反時計回りでまったく動かないとき
    →
    逆ねじを疑って時計回りに回し、それでも固ければゴム手袋をはめた手でファンを押さえ、つまみに輪ゴムを巻いて滑り止めにしてから回します。
  • 部品に「アルミ」の刻印やシールが見つかったとき
    →
    その部品だけ酸素系漂白剤の液から外し、50℃のお湯に台所用中性洗剤を溶かした別の袋に浸けます。
  • 30分浸けても、ファンの羽の溝に黒い油が固まって残っているとき
    →
    熱いお湯を足して液を45℃前後に戻し、さらに30分浸けてから、古歯ブラシで溝に沿ってかき出します。
Preparation
Materials
  • • 酸素系漂白剤(粉末) — 100 g
  • • セスキ炭酸ソーダスプレー — 1 本
  • • 台所用中性洗剤 — 10 ml
  • • 45Lゴミ袋 — 2 枚
  • • キッチンペーパー — 1 ロール
  • • 新聞紙 — 5 枚
  • • 使い捨てレンジフードフィルター — 1 パック
Tools
  • • ゴム手袋(長め) — 1 双
  • • プラスドライバー — 1 本
  • • 古歯ブラシ — 2 本
  • • プラスチックのヘラ(または割り箸) — 1 本
  • • 古タオル — 2 枚
  • • 衣装ケース(大きめ) — 1 個
  • • 脚立 — 1 台
Steps
  1. 01
    電源を切って部品を外す
    コンロ上と床に新聞紙を敷き、コンセントを抜くかブレーカーを落としてから脚立に乗り、整流板→フィルター→ファンカバー→シロッコファンの順にスマホで撮りながら外します(ファンのネジは逆ねじに注意)。
    ⏱ 15 min
  2. 02
    つけ置き液を作って部品を浸す
    二重にしたゴミ袋に50℃のお湯約10Lと酸素系漂白剤大さじ6〜8を入れて溶かし、部品が完全に沈むように並べたら、ガスが逃げるよう袋の口は軽くねじる程度にします。
    ⏱ 10 min
  3. 03
    つけ置き中にフード内側と本体を拭く
    上から下へセスキスプレーを吹きかけて1〜2分置いてからキッチンペーパーで拭き取り、最後に固く絞った古タオルで水拭きします(モーター部分には水をかけない)。
    ⏱ 25 min
  4. 04
    部品をこすって洗い流す
    30〜60分浸けたら、固まった油をプラスチックのヘラでこそげてから古歯ブラシで羽の溝やフィルターの目に沿ってかき出し、中性洗剤で泡立てて、お湯でぬめりがなくなるまですすぎます。
    ⏱ 20 min
  5. 05
    乾かして元に戻し、試運転する
    古タオルで羽の溝まで水気を拭き、液を流して新聞紙や袋を片付ける間に20〜30分陰干ししたら、写真の逆の順番で取り付け、換気扇を「強」で1分回して異音や振動がないか確かめます。
    ⏱ 20 min