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家で一から作るおでん

by MASTER
寒い日に家族で囲めるおでんは、だしの取り方と具の下ごしらえで味が大きく変わります。休日の午後など2〜3時間とれる日に作ると、夕食までに味がしっかりしみます。
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What's inside

家で一から作るおでん

味を決めるのは「下ごしらえ」と「火加減」

おでんの失敗はほぼ2つです。大根の下ゆでを省くと中まで味がしみず、ぐらぐら沸騰させると練り物が膨らんで汁が濁り、卵の白身もゴムのように固くなります。煮込み中は表面がゆらゆら揺れ、小さな泡がぽこっと上がる程度(80〜90℃)を保ってください。ふたは少しずらしてのせると吹きこぼれにくくなります。

入れる順番には理由がある

  • 大根・卵・こんにゃく・牛すじなど時間をかけたいものを先に入れ、40分以上煮含めます。
  • 練り物は煮すぎると味が汁に抜けて膨らむので、最後の15分で入れます。はんぺんは食べる5分前で十分です。
  • 昆布を弱火で温めている間に大根を切り、大根を下ゆでしている間に卵をゆでてこんにゃくを下処理すると、待ち時間がほぼゼロになります。コンロが2口なら、だしをこし終えた鍋で卵をゆでると回せます。
  • 練り物を入れると塩気が汁に出るので、最初の味つけは控えめにして、練り物を入れて10分後に最終の味見をします。

時間・人数・好みに合わせた選び方

  • 量の目安は1人あたり汁400〜500ml。2人分なら材料と調味料をすべて半分に、6人分なら1.5倍にします。
  • だしは昆布とかつお節で取るのが基本ですが、時間がない日はだしパック(水1Lに1袋)でも十分おいしくなります。白だしを使う場合は商品の表示どおりに薄め、醤油・塩は味見してから足してください。
  • この配合は澄んだ汁の関西風です。色の濃い関東風にしたいときは、薄口醤油を同量の濃口醤油に替え、砂糖を2Lあたり小さじ2加えます。
  • 練り物はおでん種セット(4人分で600〜1,000円ほど)を買えば種類をそろえる手間が省けます。
  • 牛すじは下ゆでに1時間以上かかるので、スーパーのゆでた牛すじ串を使うのが近道です。
  • 経験者の裏技は一度冷ますこと。具は冷めていくときに味を吸うので、昼に煮て火を止め、夕食前に温め直すと格段に味がしみます。前日に煮る場合は大根・卵・こんにゃくだけを煮て、粗熱が取れたら鍋ごとか保存容器で冷蔵庫へ入れ、翌日しっかり温め直してから練り物を加えます。

うまくいったかの見分け方

大根に竹串がすっと通り、当日仕上げなら外側1cmほど、一度冷ましたなら中心近くまで薄い飴色になっていれば成功です。汁は澄んだ黄金色で、そのまま飲んでおいしい濃さ(吸い物より少し濃いめ)が目安。白っぽく濁っていたら火が強すぎたサインです。

⏱ 2h 15m★ Medium
Target
家族に温かいおでんを出したいが、だしの取り方も大根や練り物の下ごしらえの手順もわからず、市販の素で作ると味がぼんやりしてしまう。
Obstacle
大根の下ゆでを省いて最初から強火でぐらぐら煮てしまい、大根は中が白いまま、練り物は膨らんで汁が濁ってしまう。
Expectation
澄んだ黄金色のだしで、竹串がすっと通る色づいた大根と膨らみすぎない練り物が並んだおでんを家族4人分食卓に出せている。
Response Rules
  • 煮込み中に鍋がぐつぐつ沸騰し始めたとき
    →
    すぐ弱火に落とし、それでも泡が収まらなければ水を100mlほど足して温度を下げる。
  • 煮込んで汁が減り、具が汁から出てきたとき
    →
    水200mlごとに薄口醤油小さじ1と塩ひとつまみを足し、具がかぶる高さに戻す。
  • 仕上げの味見で汁が薄いと感じたとき
    →
    練り物を入れて10分たっているか確かめ、それでも薄ければ塩ひとつまみ、次に薄口醤油小さじ1の順に1回ずつ加えて味見をくり返す。
Preparation
Materials
  • • 水(だし用) — 2 L
  • • 昆布 — 20 g
  • • かつお節(花かつお) — 40 g
  • • 大根 — 2/3 本
  • • 卵 — 6 個
  • • こんにゃく — 1 枚
  • • 練り物(ごぼう天・さつま揚げ・ちくわ・はんぺんなど) — 16〜20 個
  • • ゆでた牛すじ串(任意) — 4〜8 本
  • • 米のとぎ汁 — 1.5 L
  • • 薄口醤油 — 45 ml
  • • みりん — 45 ml
  • • 酒 — 30 ml
  • • 塩 — 1 小さじ
  • • キッチンペーパー — 2 枚
  • • からし — 1 本
Tools
  • • 大きめの鍋または土鍋 — 1 個
  • • 下ゆで用の鍋 — 1 個
  • • 竹串 — 10 本
  • • ざる — 1 個
Steps
  1. 01
    昆布とかつお節でだしをとる
    水に昆布を入れて(できれば30分浸けてから)弱火にかけ、鍋肌に小さな泡が出たら(約60℃)昆布を取り出し、沸騰直前にかつお節を入れて2分おき、キッチンペーパーを敷いたざるで絞らずにこす。
    ⏱ 20 min
  2. 02
    大根を切って米のとぎ汁で下ゆでする
    3cm厚さの輪切りにして皮を3mmほど厚めにむき、角を薄く削る面取りと片面に十字の切り込みを入れてから、とぎ汁で竹串がすっと通るまで25〜30分ゆでて水で洗う。
    ⏱ 40 min
  3. 03
    卵・こんにゃく・練り物の下ごしらえ
    大根をゆでている間に、卵は沸騰した湯で10分ゆでて水にとり殻をむき、こんにゃくは三角に切って表面に格子の切り目を入れ3分下ゆでし、練り物はざるに並べて熱湯を回しかけ油抜きする。
    ⏱ 20 min
  4. 04
    大根・卵・こんにゃくを弱火で煮含める
    だしに薄口醤油・みりん・酒・塩を加えて温め、大根・卵・こんにゃく(牛すじを入れるならここで)を並べて、表面がゆらゆら揺れる火加減で40分ほど煮る。
    ⏱ 40 min
  5. 05
    練り物を加えて仕上げる
    練り物を加えて15分煮て、はんぺんは最後の5分で入れ、練り物を入れて10分たったころに汁を味見し、吸い物より少し濃いと感じる程度なら火を止めて食卓へ出す。
    ⏱ 15 min