Skip to main content
← Public Library

エアコン暖房前のフィルター掃除と試運転

by MASTER
朝晩が冷え込む前の10〜11月に、エアコンのフィルターのほこりを落として暖房で試運転しておくと、初回運転のにおいを抑えられ、不具合にも早めに気づけます。寒波が来て修理依頼が混み合う前の、晴れた日の日中に行うのがおすすめです。
Save to your Fecit app
Open this routine in the Fecit app and add it to your library.

What's inside

エアコン暖房前のフィルター掃除と試運転

水洗いするかどうかで段取りが変わる

最初にフィルターを外して光にかざし、網目の向こうが透けて見えるか確かめます。表面にほこりが薄く乗っている程度なら掃除機だけで十分で、乾燥待ちがないのですぐ試運転に進めます。網目が灰色に詰まって透けない、べたつく、という場合は水洗いします。水洗いするときに時間がかかるのは、手を動かす作業ではなくフィルターの乾燥待ちです。陰干しで1〜2時間かかるので、干したらすぐ室外機の点検に移ります。複数台ある家は、1台目を干している間に2台目のフィルターを外して洗うと、待ち時間を重ねられます。1台あたり手を動かす時間は約25分で、試運転は全台まとめて行えば十分です。急ぐときは乾いたタオルで挟んで水気を押し取り、扇風機の風を当てます。ドライヤーの熱風や直射日光はフィルターが変形する原因になるので避けましょう。フィルターを外したまま運転するのは厳禁です。ほこりが内部のフィンに直接付いてしまいます。

ほこりは外側から吸い、水は内側から流す

フィルターの表側(部屋側)にほこりがたまっているので、掃除機は表側から当てます。水洗いはその逆で、裏側からシャワーを当てると、網目に詰まったほこりが押し出されます。油汚れやべたつきがあるときだけ、台所用中性洗剤を水で薄め、柔らかいブラシでなでる程度に洗います。自動お掃除機能付きの機種は、フィルターではなくダストボックスのごみを捨てるのが基本です。取扱説明書でボックスの位置を確認してから始めてください。内部のフィンやファンに市販のスプレー洗浄剤を使うと、すすぎ残しで故障や水漏れを招きやすいため、初めての人には向きません。奥のカビが気になる場合は、業者のクリーニングを検討しましょう。費用は1台1万〜1.5万円程度、自動お掃除機能付きは2万円前後です。

試運転は30℃で10分、五感でチェック

暖房の試運転は、設定温度を最高の30℃にして10分以上運転するのが、多くのメーカーが案内している方法です。低めの設定だと、室温が近いときにすぐ止まり、温風が出るかどうか判断できません。暖房は起動直後に予熱のため数分ほど風が出ないことがあるので、5分は待ってから判断します。リモコンの液晶が薄い、または反応しないときは、故障を疑う前に電池を交換してください。チェックするのは次の4点です。

  • 吹き出し口に手のひらをかざして温風を感じるか
  • 運転ランプが点滅していないか
  • 異音やカビ臭がないか
  • 室外機のファンが回っているか

最初の数分間は焦げたようなにおいがすることがあります。これは内部のほこりが焼けるにおいで、窓を開けて換気すれば数分で消えるのが普通です。

⏱ 40 min★ Easy
Target
夏の冷房以来フィルターにほこりがたまったまま、暖房がちゃんと動くかも確かめていない状態です。
Obstacle
フィルターが生乾きのまま戻してしまい、初回の暖房でカビ臭いにおいが部屋に広がるケースがよくあります。また、低い温度設定で試運転したため温風が出ないことに気づかず、寒くなってから故障が判明することもあります。
Expectation
フィルターのほこりが落ちて乾いた状態で戻され、30℃設定で10分運転して温風が出て、異音・異臭・エラー表示がないことを確認できている状態です。
Response Rules
  • 試運転中に運転ランプが点滅したり、リモコンや本体にエラーコードが表示されたとき
    →
    コードを写真に撮り、取扱説明書かメーカーのサイトで意味を調べ、自分で直せない内容ならその日のうちにメーカー修理窓口へ連絡します。
  • 30℃設定で10分たっても吹き出し口から温風が感じられないとき
    →
    運転モードが暖房になっているか、フィルターが正しくはまっているか、室外機の前後がふさがれていないかを確認し、それでも冷たければ修理を依頼します。
  • 10分運転しても酸っぱいようなカビ臭さが消えないとき
    →
    内部クリーン運転か送風運転を1時間ほど行い、それでも残るなら内部にカビがある可能性が高いので業者のクリーニングを検討します。
Preparation
Materials
  • • 台所用中性洗剤 — 2〜3 滴
Tools
  • • 掃除機 — 1 台
  • • 柔らかいブラシ — 1 本
  • • 踏み台 — 1 台
  • • 乾いたタオル — 2 枚
Steps
  1. 01
    電源を切ってフィルターを取り外す
    運転を停止して電源プラグを抜き(高い位置で届かない場合はエアコン用ブレーカーを切る)、前面パネルを両手で持ち上げて開け、フィルターのつまみを少し持ち上げてから手前下に引き抜きます。
    ⏱ 5 min
  2. 02
    掃除機でほこりを吸い取る
    ほこりがたまった表側(部屋側)からブラシノズルを当て、網目に沿ってゆっくり動かします。光にかざして網目が透けて見えれば、次の水洗いは省いて試運転に進めます。
    ⏱ 5 min
  3. 03
    水洗いして陰干しする
    裏側からシャワーを当ててほこりを押し出し、タオルで挟んで水気を押し取ってから、風通しのよい日陰で1〜2時間干します。
    ⏱ 10 min
  4. 04
    室外機まわりを点検する
    乾燥待ちの間に、室外機の前面は約30cm、背面と側面は約10cmの範囲から落ち葉や物をどけ、吹き出し口や排水ホースがふさがれていないか確認します。
    ⏱ 5 min
  5. 05
    フィルターを戻して暖房で試運転する
    指で触って湿り気がないことを確かめ、表裏と左右を外したときと同じ向きにしてツメに差し込み、パネルを閉じます。暖房30℃で10分運転し、温風・異音・におい・ランプ表示を確認します。リモコンが反応しないときは先に電池を替えます。
    ⏱ 15 min