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冬の水道管・給湯器の凍結対策
by MASTER
最低気温が−4℃を下回る夜は、屋外の水道管や給湯器の配管が凍って水やお湯が出なくなったり、破裂したりしやすくなります。本格的な冷え込みが来る前(寒冷地は11月中、それ以外の地域は12月上旬まで)の晴れた日中に、保温と水抜きの準備を一度に済ませておくためのルーティンです。
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What's inside
冬の水道管・給湯器の凍結対策
凍りやすい場所から順に守る
凍結は家じゅう同時に起きるわけではありません。北側・日陰・風が当たる場所・むき出しの配管が最初に凍ります。屋外の立ち上がり配管、外の蛇口、給湯器の下の配管、水道メーターまわりの順に優先して、時間と材料はここに集中させましょう。壁の中や床下にある配管は、ふだん凍らない地域なら今回は手を付けなくて大丈夫です。まず家の外を一周して配管の長さと外径を測り、その数字を持ってホームセンターへ行くと、買いすぎやサイズ違いを防げます。天気予報の最低気温が−4℃以下の日は要注意です。−2〜−3℃でも、風が強い日や数日留守にする日は同じように備えましょう。
保温材は「すき間ゼロ」が勝負
- 一般家庭の配管は、ほとんどが呼び径13mmか20mmです。巻く前にメジャーで外径を測り、それに合う内径の保温チューブを選びます。
- 凍るのはたいてい蛇口の根元・曲がり角・継ぎ目です。チューブを斜めに切って突き合わせ、すき間を作らないようにします。
- チューブの上から保温テープを下から上へ半分ずつ重ねて巻くと、雨水が中に入りにくくなります。
- −10℃以下になる日が多い寒冷地や、毎年凍る場所は保温材だけでは足りません。凍結防止ヒーター(凍結防止帯)を配管に沿わせ、その上から保温材を巻くのが定番です。選ぶのはサーモスタット付きのものにします。ヒーター同士を重ねて巻いたり、説明書で指定されていない保温材で覆ったりすると、過熱・発火のおそれがあるので避けましょう。すでに付いている家は、冷え込む前にコンセントが差さっているか、被覆が割れていないかを確認します。
- 予算を抑えたいなら、古タオル+ビニール袋で包む方法もあります。ただ、濡れると逆に凍りやすくなるので、その冬だけの応急処置と考えてください。
- アパートでは、退去時に原状回復できるよう、配管に直接ベタベタ貼る強力テープは避けましょう。共用部の配管は自分でいじらず、管理会社に相談します。
冷え込む夜の選び方:水を出すか、水を抜くか
- 水を細く出す:氷点下になるのが一晩程度で、在宅しているとき向きです。鉛筆の芯くらい(約4mm)の太さで、浴室など屋外配管に近い蛇口から出しっぱなしにします。8時間でおよそ100〜150L、水道代は数十円ほどです。
- 水抜き:寒冷地で毎晩冷える場合や、旅行・帰省で留守にする場合向きです。水抜き栓(不凍栓)を回すか、元栓を閉めてから家じゅうの蛇口を開けて、配管の中を空にします。水を戻すときは、開けた蛇口を閉めてから元栓や水抜き栓をゆっくり開けます。
- 給湯器は電源プラグを抜かないこと。内蔵の凍結予防ヒーターは、通電しているときしか動きません。追い焚き付きなら、浴槽の水を循環口より5cm以上上まで残しておくと、自動ポンプ運転で配管が守られます。
うまくいったかを確かめる
最初に−4℃前後まで冷えた翌朝、出かける前に台所・浴室・屋外の蛇口から水とお湯が出るか確認します。あわせて、保温材がはがれたり濡れたりしていないかも見ておきましょう。ここで問題がなければ、その冬の対策は合格です。
⏱ 1h 30m★ Easy
Target
屋外の水道管や給湯器の配管がむき出しのままで、元栓や水抜き栓の場所もわからない状態で冬を迎えようとしている。
Obstacle
保温チューブを真っすぐな部分にだけ巻き、蛇口の根元や曲がり角がむき出しのまま残って、そこから凍ってしまう。また、節電のつもりで給湯器のコンセントを抜き、凍結予防ヒーターが動かずに給湯器の配管が凍る。
Expectation
凍りやすい配管がすべて保温材で覆われ、冷え込む夜に「水を細く出す」か「水抜きする」かをすぐ選んで実行できる状態になっている。
Response Rules
- 朝、蛇口をひねっても水が出ないとき→熱湯は配管や蛇口が割れるのでかけず、凍っていそうな部分にタオルを巻いて40℃前後のぬるま湯をゆっくりかけるか、日中に気温が上がって自然にとけるのを待ちます。
- 給湯器からお湯が出ない、または配管から水が噴き出しているとき→水が漏れているならすぐに元栓を閉めて水道業者(アパートなら管理会社)に連絡し、漏れていなければリモコンの運転を止めて自然解凍を待ちます。
- 天気予報で最低気温−4℃以下の日に、家を1日以上留守にするとき→出発前に元栓を閉めて水抜きを済ませ、給湯器も取扱説明書の手順(電源プラグの扱いを含む)に沿って水抜きします。
Preparation
Materials
- • 保温チューブ(配管用) — 3 m
- • 保温テープ — 2 巻
- • 発泡スチロール片または布 — 1 袋
- • ビニールテープ — 1 巻
Tools
- • カッター — 1 本
- • メジャー — 1 個
- • 懐中電灯 — 1 個
- • 軍手 — 1 組
Steps
- 01家の外を一周して凍りやすい配管を洗い出す北側・日陰にあるむき出しの配管、外の蛇口、給湯器の下の配管を見て回り、それぞれの長さと外径をメジャーで測ってメモし、そのメモを持って材料を買いに行きます。⏱ 15 min
- 02露出配管に保温チューブと保温テープを巻く蛇口の根元と曲がり角から先に巻き、継ぎ目はすき間なく突き合わせ、テープを下から上へ半分ずつ重ねて巻き上げます(給湯器の水抜き栓はふさがないこと)。⏱ 40 min
- 03水道メーターボックスに保温材を詰めるメーターの検針窓はふさがないようにして、ビニール袋に入れた発泡スチロールや布で配管まわりのすき間を埋めます。⏱ 10 min
- 04給湯器の電源と凍結予防の条件を確認するコンセントが差さっているか、追い焚き付きなら浴槽に循環口より5cm以上上まで水を残す必要があるかを、取扱説明書の凍結予防のページで確認します。⏱ 10 min
- 05元栓と水抜き栓の位置を確かめて一度操作する元栓(または水抜き栓)を実際に閉めて家の蛇口から水が止まるのを確かめ、開けて元に戻したら、その手順をスマホにメモしておきます。⏱ 15 min