自転車のパンク修理
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修理の前に「本当にパンクか」と穴の位置を見極める
一晩かけてゆっくり空気が抜けるなら、穴よりも虫ゴム(英式バルブの中のゴム管)の劣化が原因のことがよくあります。タイヤを外す前にバルブを外して虫ゴムを確認し、裂けや細りがあれば交換します(数個入りで100〜200円程度)。空気を入れてバルブの口に水をたらし、泡が出なければ翌朝まで様子を見ます。毎回の交換が面倒なら、虫ゴムが要らないスーパーバルブ(数百円)に替える手もあります。あわせてタイヤを1周回して表面を見ると、刺さったガラス片やトゲが見つかることが多く、そこが穴の位置の手がかりになります。ママチャリは英式、ロードやクロスバイクは仏式、マウンテンバイクや一部の子ども車は米式で、虫ゴムがあるのは英式だけです。空気入れが自分のバルブに対応しているかも先に確かめておきます。
ホイールは外さずにチューブだけ引き出す
ママチャリの後輪は、ブレーキやチェーンカバーがあるため、ホイールを外すと元に戻すのに慣れが要ります。タイヤの片側だけをリムから外し、バルブはリムに付けたままチューブを引き出すのが、店でも使われる近道です。穴探しもチューブをホイールに付けたまま行い、車輪の下にバケツを置いて少しずつ水にくぐらせます。クイックリリース付きのスポーツ車なら、ホイールを外したほうが早く済みます。外す前に空気を全部抜き、バルブのリムナットを外してバルブを押し込み、タイヤの縁をリム中央の溝へ寄せておくと、縁にゆとりができます。タイヤレバーは2〜3本を10cmほどの間隔で差し込むと、少ない力で外せます。マイナスドライバーで代用するとチューブに新しい穴を開けやすいので避けましょう。
パッチの成否は「やすり」と「乾かし」で決まる
- 穴の印は、やすりで消えないよう穴を囲む大きめの十字にします。
- やすりはパッチより一回り大きい範囲に、表面のツヤが消えるまでかけます。
- ゴムのりは薄くのばし、指で触ってもべたつかなくなるまで3〜5分待ちます。半乾きで貼るとはがれる原因になります。
- パッチは裏の銀紙をはがしてから貼り、中心から外側へ押し出すように親指で1分ほど強く押さえます。表の透明フィルムはそのままでも問題ありません。
修理キット(パッチ・ゴムのり・紙やすり入り)は、ホームセンターや100円ショップで100〜1,000円程度で手に入ります。のり不要のシールタイプは5分で済みますが、はがれやすいので応急用と考え、後日のり付きパッチに貼り直すと安心です。ヘビにかまれたように2つ並んだ穴は、空気不足のまま段差に乗ったときのリム打ちパンクです。パッチ2枚で直せますが、空気をこまめに入れないと繰り返します。穴をふさいだら、タイヤ内側の異物(ガラス片・金属片)を必ず取り除きます。これを忘れると、同じ場所がすぐまたパンクします。
直せないときの選択肢と、直ったかの確かめ方
穴が見つからない、裂けが大きい、時間がないときは、同じサイズ(タイヤ側面の「26×1-3/8」などの表記)の新しいチューブ(700〜1,500円程度)に交換します。チューブ交換はホイールを外さないとできません。前輪(15mmスパナでナット2個)やクイックリリース車なら自分でできますが、ママチャリの後輪は自転車店に頼むのが無難です。店の目安は、パンク修理が1,000〜1,500円程度、チューブ交換が工賃込みで2,500〜4,000円程度です。タイヤの溝がすり減って布地が見える、側面がひび割れているときは、タイヤ自体の交換時期なので店に相談します。空気は、タイヤ側面にある適正空気圧の表記に合わせて入れます(ママチャリは300kPa前後)。英式は一般的な空気入れでは圧を測れないので、親指で強く押してもほとんどへこまない程度が目安です。入れたら30分以上置き、へこまないままなら成功です。翌朝もう一度押して確かめてから乗り出しましょう。
- チューブを水につけても泡が出ず、穴が見つからないとき→チューブにタイヤより少し太くなる程度まで空気を足し、バルブの根元と虫ゴムも水につけて泡が出ないか確かめる。
- 裂けが2cm以上ある、バルブの根元に穴がある、または穴が4つ以上あるとき→パッチでは止まらないので修理をやめ、同じサイズの新しいチューブに交換するか自転車店に持ち込む。
- タイヤをはめる最後の20cmがどうしても入らないとき→タイヤレバーで無理にこじらず、はめ終わった側のタイヤの縁をリム中央の溝へ一周ぐるっと押し込んでたるみを作り、手のひらで押し込む。
- • パッチ — 1 枚
- • ゴムのり — 1 本
- • 紙やすり — 1 枚
- • 虫ゴム — 1 個
- • 交換用チューブ — 1 本
- • タイヤレバー — 2 本
- • 空気入れ — 1 台
- • バケツまたは洗面器 — 1 個
- • 油性ペン — 1 本
- • 古布(ウエス) — 1 枚
- 01虫ゴムとタイヤ表面を点検する英式ならバルブのナットを外して虫ゴムに裂けや細りがないか見て、傷んでいれば交換し、タイヤを1周回して刺さった異物も探し、空気を入れても抜けるときだけ次へ進む。⏱ 10분
- 02タイヤの片側を外してチューブを引き出す空気を全部抜いてバルブのリムナットを外し、バルブの反対側からタイヤレバー2本を10cm間隔で差し込んでタイヤの片側をリムから外し、バルブを残してチューブを引き出す。⏱ 10분
- 03水につけて穴と異物を探す少し空気を入れたチューブを車輪の下に置いたバケツへ少しずつくぐらせ、泡の出る穴を囲むように油性ペンで大きめの十字を書き、同じ位置のタイヤ内側を指でなぞってガラス片などを取り除く。⏱ 10분
- 04やすりとゴムのりでパッチを貼る水気を拭いて穴の周りをパッチより一回り広く、ツヤが消えるまでやすりがけし、ゴムのりを薄く塗ってべたつかなくなるまで3〜5分待ち、裏の銀紙をはがしたパッチを中心から外へ1分強く押さえる。⏱ 15분
- 05チューブを戻して空気を入れ確認するチューブに少し空気を入れて形を整えてからタイヤに収め、バルブ側を最後にはめて縁にチューブが挟まっていないか全周を確かめ、リムナットを締めて指で強く押してもほとんどへこまない程度まで空気を入れ、30分置く。⏱ 10분